【田村】【阿久澤 氏】
本日はお忙しいところ、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございます。よろしくお願いします。
私たち太田青年会議所は、20歳から40歳までの青年経済人を対象とした組織です。地域で事業を立ち上げたり、青少年や子どもたちに向けたさまざまな活動を行っています。また、私たち自身の成長のために何ができるかを常に模索しながら活動を展開しています。
クレインサンダースの活躍は本当に素晴らしいですね。どこに行ってもその名前が話題に上がり、我が家の子どもたちもすっかり夢中になり、毎週欠かさず応援をしています。家族全員がコウ選手のファンで、選手の靴も大切に家に飾っています。妻もクレインサンダースの熱心なファンで、この前、家に帰ると、まるでジャニーズのライブに行く準備をしているかのように、家族全員で応援用のうちわを作り始めていました。家族みんなでそのような形で応援しており、楽しんでいます。
そういった背景を踏まえながら、少しお話させていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
太田青年会議所は、一般の方々へのPRやアプローチが難しい部分があります。特に、事業を行う際にお客様が来づらい状況があり、太田青年会議所やJCという団体の知名度が低いため、商工会議所の事業と混同されがちです。その結果、JCが行っている事業が十分に認識されず、商工会議所の事業だと思われることが多いです。
結構、なんと、発信能力っていうのが薄いのが我々の団体であるんですけども、 クレインサンダーズのバスケもそうなんですけども、一応、前橋の方から、こちらに来られたわけじゃないですか。で、やっぱり 最初、我々も、この地域の子供たちは、自分たちの子供たちもそうなんですけど、うん、基本的に、バスケっていうよりも、一昔前は、サッカーや野球の人気が多かったが、ここ最近はバスケの人気が高まってきていると思います。それは太田市でクレインサンダーズが活動されていて知名度が上がり子ども達の中でもバスケに関わることが多く、子ども達の口からクレインサンダーズの名前が出ることが増えてきたと感じます。知名度アップを方法はどのようなものをしてきましたか。
【阿久澤 氏】
認知度を上げるためにして来たことは、まず前橋から太田に来るっていう、そもそもその時点で認知度が上がっているんですよ。その移転する認知と噂話から、これも認知度向上だと思います。我々は具体的にやった事は「給食」です。牛乳パックにサンダくんっていうのは1番最初にやりました。これは東毛酪農さんの給食の牛乳パックにサンダくんの絵を入れるっていうのをオオクボ組合長に相談しに行ったら、「じゃあ、うちはスポンサーなんて大それたものできないけど、絵だったら入れられる」と牛乳パックに入れようっていうので、快く引き受けてくれました。それが太田に来た第1歩です。効果があったのか分からないですが、それに加えて、大久保組合長の発想として、サンダくんの絵柄の入った牛乳パックが皆なにいくのはダメだよ。俺の絵あるけど俺の絵が無いていう現象が起こった方が子供は話題にするし、それで喧嘩まではしないだろう。いいなってなるわけだ。間引いたやつの方が注目浴びるよみたい話なんですよ。教育委員会は全部同じの方が子ども達が寂しい思いしたりすると可哀想だからって、それは学校的発想なんだよな。民間的発想だと、絵がある絵が無いがあった方がコミュニケーション取れて、子どもはいいなとか俺の合ってよかったとか、じゃあ明日はあるかなっていう話になった方が、面白いんじゃないの?という提案だった。それで、その話が学校現場でどのくらい生きいてるかどうか、わかんないです。検証はしてないし。ただ、子供たちがもう慣れたから、最近思わないのかもしんないけども。俺の中ではとにかく子供に認知してもらうのが1番だし、選手の入れ替わりがあるけれども、サンダくんは入れ替わりないだろうということで、安定したキャラクターとしてサンダくんがもしずっと存在するならば、これを1番使った方がいいじゃないかっていう風に思いましたね。偶然ですが、今日宝泉小でバスケットボールをシゲルさんと一緒に子供たちへプレゼントする企画があり、贈呈した後サンダくんが体育館で挨拶する流れで、子どもたちが待機していて偉い騒ぎでスターが来るみたいな。でもこれはね、サンダくんの認知度上がっている証だと思うんですよね。サンダーズそのものを見に来たことがある子どもたちがたくさんいるのかもしれないし、それは牛乳パックでサンダ君を知ったっていうことになったのかもしれないんだけども。とにもかくにも、我々のキャラクターであるサンダくんが、子供たちにもうすでに相当認知されていますよっていうのが今日改めてわかっただから、それはよかったな。もちろん、サンダくんそのものの発信はSNSでやっているんですよ。そういう意味では、地道なこうSNSの発信を繰り返しながら、もちろんキャラクター選手権で13位でした。だから1番にはまだなれてないんだけども、こういうことを繰り返しながら、 チームが同時にこう成績が上がると、多分一気にサンダっていうのは認知されてなんて、もっとサンダくんの人気がさらに上がるんじゃないかと思うわけですよね。そういう風にちょっと考えてはいます。
【田村】
確かにそうですね。牛乳パックの話もそうですけども、やっぱり学校的考え方になると、皆平等に入れるのではなく、疎に入れることによって今日はダメだった、明日はもしかしたら来るかもしれないっていうのは、やっぱありますよね。
【阿久澤 氏】
そっちの方が面白い。やっぱり学校って、なんかそういう平等感っていうのを大事にしちゃうんだけども。そうじゃない部分もあるんだろうなと思う。
【田村】
保育園とか幼稚園とかもそうですけど、今は演劇で主役が3人とかってありますからね。
【阿久澤 氏】
とにかく、サンダくんを売るのを、最初に考えたね。
【田村】
その視点ていうのはどういうとこから生まれるのですかね。基本的には、やっぱ選手を押すことによって、選手にファン化させる方を最初にしませんか?
【阿久澤 氏】
違うのだよ。サンダくんはね、最初キモかった。凄く気持ち悪かった。可愛くなかった。で、ちょっとサンダくん整形して綺麗にして。すごい可愛くなった、これはいけるぞと思って、いや、本当に新旧サンダくん比べると、その違いが本当によくわかって、こうやって可愛くすると、結構いけると感じた。デザイナーさんがちゃんとついてはサンダくんを可愛くしてくれたんですよ。これは大きかったなと思います。 皆さん、この最初のしか知らないと思うのですよ。古いサンダくんを。
【田村】
我々も2年前に事業で500人鬼ごっこをやって、そこでサンダくんがハンターに捕まったシナリオでしたが、やっぱり子ども達はキャーキャー言って盛り上がっていたので、子供たちにとって1つのシンボルと思いますね。
人の考えない違う視点を持つと、認知度が上がるのかなと感じました。
【阿久澤 氏】
でもベースとしてはね。サンダくんの地道な発信はずっと続けています。チームとしても。だから、ちゃんと会議の資料でも、サンダ君SNSでこのくらい今見てもらっているかで、数字もちゃんとデータ取っています。やっぱその繰り返しだと思うのですよね。一気にやっぱ増えてはない
そうすると、やっぱりチーム全体がやっぱりすって増えきたというのは事実で、これはもう1つ、アリーナ効果で、 アリーナができましたっていうんで、サンダーズってどういうチームなのかなっていう人は相当増えています。これはありがたいです。
【田村】
自分も1番最初に行ったことがあって、試合って無音でやっているイメージがあったんですけど、行ったら音楽流れるじゃないですか。
【阿久澤 氏】
やかましいでしょ。やべっていう感じだね。
【田村】
攻守の時、音楽が流れる。そこに一つ興味を持って、ホームでない会場に行ってみたいなって思いました。そうすると、どれだけアウェイ感があるのかいうところが気になり。ホームがだからバンバン音楽がなる。でも、これはアウェイだとどんな感覚なのかなとか。で、たまたまVIP席に座らせていただいていて、斜め前に違う地方の方が、1人でいたんですね。女の方ですごいんだなと思って。このアウェイの中に1人で座るのはすごいなと思って。どういう心境なのかなっていうので、 サンダーズと別のところがやる、他の地方での試合を見てみたいなって思いました。
【田村】
あと一点質問させてください。群馬県や太田市地域を熱く盛り上げ、子どもたちに夢を与える活動があれば教えてください。夢を語り発していく地域の人々がここ近年減少していると感じます。子供達が将来、野球選手やサッカー選手、プロのバスケット選手になりたいと思っている子どもた達はいると思いますが、昔と比べて発信していく子たちは減少していると感じます。現実主義の考えを持つ子たちにも夢を発信し主張し掲げていい風潮があれば1つ地域も盛り上がる施策になるのかと思うのですが。
【阿久澤 氏】
夢を抱くための施策があるかと言う事ですね。そう言う事ですね。ありますよ。これは本当に簡単な事です。我々が強くなればいいですよ。
【田村】そうですよね。
【阿久澤 氏】
それが夢なんです。1番になることが夢なんです。だから皆なで夢を見ましょうは1番になろう。それで「1番の景色を皆んなで見よう」って言うのが夢なわけです。そこから何か変わるかもしれない、そこまで行くのが本当に大きな夢だと感じます。それは我々の夢だけ出なく、ブースターさんであり市民であり県民、群馬県に関わる人たちの夢だと思っています。例えば、選手1人1人のスーパープレイも夢ですよ。スーパープレイを見せるのも夢ですよ、それを見せるのも大事でお金で選手を買ってきたとかでは無くて選手が必死にプレーしている中、難しい場面で一本決める。ここに沢山の夢が詰まっているよと思うのですが、これを実際に目の前で目撃した人って凄く夢を感じると思いますね。そういう積み重ねだしゴールがあるかないかわからないけど、それを繰り返し繰り返しチャレンジする事は夢かなって思いますね。
【田村】やはりチームが1番になって行くことに対してチームが目標を掲げ、その目標を応援して一緒に作り上げていく姿が、子どもの目標になりそんな人間になりたいと思うことが一つの夢になってくると言う事ですね。
我々がこの地域にとって1番の団体って言うイメージで、その姿を見せていくのは改めて必要と感じました。夢を与えるのでなく、我々自身がその姿を見せ行動していけば周り人たちも、そこから夢が出来てくる。それがいいなと思います。
【阿久澤 氏】
スポーツの目的も目標って何かっていうと、ルールブックの1番最初に載っています。知っていますか?
【田村】
一生懸命やるとか
クレインサンダース 20:12
いや、勝つことなんですよ。最終的に点が多い方が勝ち、これがルールブックの最初なんですよ。目的の1つは勝つことなんですよ。勝つってことは、そのゲームすることの意義なんですよ。そこから逃げずにみんなやるわけなんだけども「勝たなくてはならない」ではなくて「勝とうとする」ということに大きな意味があるといつも思うけど、これをあまり履き違えると難しくなってしまうから、単純に「いつも勝ちたい」と思っていいんだなと思ってます。だから、その結果として勝てなかったら、じゃあ、次は勝とうでいいんだと思うんです。そういう意識が大事で。ちょっと嬉しかったのは、アリーナができる前でサンダーズ千葉にボロ負けしてさ、見ていた小学生は泣いて帰るんだよ。
でも、これでいいんだなって思うのです。これが大事です。この子供たちは、いつかサンダーズが勝つ姿を見たいと思うわけじゃないですかね。勝った時、じゃあこの子どう思ってくれるのかな。で、その時がその子にとって。本当に感動する場面かもしれないし、これを強く印象づけることで、子供がその「勝つ」のはどういうことかっていうのは、もしかしたらわかるかもしれないし、スポーツの良さもわかるかもしれないです。いろんなものがこう詰まってると思うので、本当に勝つ、勝つことを目指すっていうのは大事かなと思ってます。
大体負けるんだけどね。本当にそうなんだよ。どのチームもそうなんだけど、そこがすごいとこで。難しいんだよ。逆に言うとさ、リーグ戦がさ、うちがずっと勝っていたら、全然誰も面白くなくなると思う。サンダーズ、今年も全勝で優勝しました。次の年も全勝で優勝した。やっぱり金の力はなって思うよね。それは面白くない。そうでないから面白いんで。だから負けも大事だし。そういう意味では、勝負事って勝ち負けがあるからいいんだろうなという風に思います。そこに大きな夢がたくさん詰まってると思いますね。
【田村】
ありがとうございます。我々も固定概念に縛られる事なく、先ほどの学校の話もそうですけども、私たちならどう考えるかという視点を大切にしながら、全面的に取り組むことで地域の役に立てると考えられるし、子供たちのために繫がるのではないかとお話させていただき改めて感じ、そして我々が勝とうとする団体はこの世の中沢山ありますが、我々の団体が1番で何をやっても勝つ。でも、様々な異なる団体の事業に行った時に、負けてるなって思うことによって、また違う我々の力が出て成長する、それがサンダーズにとっての子供たちであって、子供たちが思うような心と発想ってのはやっぱり必要かなっていうのは改めて感じさせていただきました。物凄くいい時間となりました。本当にありがとうございます。